庭木は自然のままではなく、こまめに剪定してこそ、樹木本来の特性が活かされ、より美しく健康に育つもの。
キレイなお庭と保つためには、定期的な剪定が必要不可欠になります。
こちらの記事では、「剪定」について詳しくご紹介いたします。
■剪定とは?
剪定とは、不要な枝葉などを切り落とし、木の形を整える作業を指します。
もともとは「樹木の枝を切り落とし、形を整える」という意味合いで使われてきました。
しかし、最近では草花も含めて「生長のために花・葉・茎を切り落とす作業」を総称して剪定と呼ばれるようになりました。
■剪定のメリット
剪定を行うと、見た目が美しくなり、普段の手入れもしやすくなります。
また、不要な枝や葉を取り除くことで、吸い上げた栄養を適切な箇所に集中して与えられるので、樹木の生長を促す効果も持っています。
剪定によって樹木に栄養が十分に蓄えられると、抵抗力も強まるので病気や害虫の繁殖を予防できます。
剪定を行わずに放置していると、見た目が悪くなってしまうだけでなく、樹木の健康が損なわれて枯れるようなトラブルが起こってしまうでしょう。
そのため、剪定は枝や葉の伸び具合や時期に合わせて、適切なタイミングで行う必要があります。
■季節ごとの剪定
◇春
花が咲いたら枯れるのを待つのではなく、早めに剪定するのがポイント。
美しい時期に剪定を行うことで、次の季節も美しい花を咲かせることができます。
◇夏
夏は枝葉が伸びやすく、繁茂することで害虫が発生しやすい季節。
伸びすぎて繁茂しすぎた枝葉をスッキリと剪定すれば、花芽がつく健康的な樹木に戻すことができます。
◇秋
徐々に気温が下がり始め、剪定の時期も繊細なものになります。
寒暖の差で人が風邪を引きやすくなるように、樹木も急に剪定をすると弱ってしまうので丁寧に行います。
◇冬
冬は樹木も冬眠に入ります。
剪定時期は少し気温が上がってから行うのがベスト。
春を迎える前に、樹木本来の姿に戻すよう不要な枝葉を剪定します。